Sunday, August 15, 2010

旅

自分の国へ帰る前日、航空会社から急に連絡があった。パイロットが急に来れなくなってしまったため、飛行機は自分で操縦していって欲しいとのことだ。日本からマレーシアの間だけ、自分たちでうまく移動したらその後の乗り換えの便はちゃんと用意してあるとのことだ。

運良く僕たちのグループには飛行機の操縦許可証をもっている女の子が一人いた。その子は、「ペーパードライバーだから無理ですよ」と言っていたが、僕たちはどうしても家に帰らなくてはいけないから、その子に頼るしかない。

航空会社の説明では、マレーシアの空港についたら、空港のセキュリティーの人たちを振り切って入国審査までは、ちょっとイリーガルに突破してくれとのことだった。「なんて無責任な!」と内心怒り狂っていたが、セキュリティーは入国審査を突破した人をゲートの外まで追うことは法律的にできないらしい。異国の地の空港で、問題を起こすのは心配だが、今まではこのやり方でなんとかなってきたらしい。

結局、当日は他の乗客はなく、僕たちのグループ5人だけが、飛行機に乗り込んだ。航空会社もこれを見込んでいたのか、他の人たちには知らせていないだけなのか、小さなまるっこいひょうたんのような形をした小型機を用意していた。表面は、サツマイモのような赤紫で、とても民間機には見えない。

僕たちはそのズンドウの飛行機に乗り込み、仲間の一人の女の子の操縦に身を任せて海の上を飛び始めた。すごく天気がいいが、日本の上空は日本の自衛隊の空域や、米軍の空軍専用の空域があって、民間機はそこへはみ出してはいけないことを思い出した。急にそんなことを思い出しても、空には色もついてなければ、線も引かれていない。一度空へ出てしまうと、どこならば飛ぶことが許されているのか知りようもない。軍の飛行機に追われるのは嫌だなと思いながらも、とりあえず誰にも気づかれないことを祈って、ただまっすぐマレーシアを目指して飛び続けた。空域のことなど気にし始めると、不安でもあったが、空から見える景色はすばらしかった。しかも、いつもみたいに雲の上の人間がとても住めないような、マイナス40度の空の中を飛ぶ必要もないから、海のなかの魚がみえるぐらいの高さを飛んだ。

普通にネットで航空券を買っただけで、どうして法律違反になりそうなことをしないといけないんだと思ったが、案外こういう自由も悪くない。太陽が細かく照らし出す水面が美しかった。

いよいよマレーシアの都市が見えてきた。予想外に大きな都市のようで、ピンクの高層ビルがたくさん建っている。そのままの低空飛行だと、ときどき高いビルのてっぺんにこすりそうになる。「もう少し高いとこを飛ばないとぶつかる」といっても、操縦士の女の子は、「この方が、空港が見えたときに着陸しやすい」という。しばらくすると、さすがに彼女もあぶないと思ったのか加速しながら若干高度を上げてくれた。

そしていよいよ空港が見えてきたが、管制塔の連絡とかやり方はいっさい習っていない。そもそもどの機械で連絡したらいいのかさえわからない。着陸できるかどうかだってわからないのだから、管制塔と連絡している余裕はない。正規の手続きを踏んで、着陸していたら、近所のピンクの建物にぶつかってしまうかもしれない。そう判断して、とにかくルールは無視して着陸することにした。

強い衝撃とともに、丸っこい紫の機体がなんとか着陸したが、すぐに管制塔の方から鞭をもった眼帯の女が護衛の男二人を従えてすぐに僕たちのところへ出向いてきた。その姿を見たときに、航空会社の言っていたことはこういうことだったのかと悟った。仲間に「走れ!」と指令をだし、一斉に飛行機を飛び出し、空港の中へと走った。

仲間のうち二人はその場で捕まったが、そのおかげで自分と残りの二人は空港の中まで駆け抜けることができた。空港の中は案外混んでいた。入国審査のカウンターの付近はたくさんの人であふれていた。その中にうまく紛れ込み、ずる込みを繰り返してなんとか入国審査のお姉さんのところまでたどり着いた。

パスポートをとりあえず見せたものの、入国審査の用紙に住所や名前を書き込んでくれと言われるが、他の国では見たこともないような大きな用紙だった。これにいちいち記入していたら追ってきた男に間違えなく捕まってしまう。既に、このステップをうまく切り抜けて向こう側へたどり着いたトーマスが一瞬視界に入った。追っ手はそこまではいくことができない。そのためには、このお姉さんにここを通してもらうしかない。しかもマレーシアなのに、なぜか北欧風の金髪のお姉さんだ。

とっさに思いついた一言が、「君がコサインの二乗だったらいいのに」という言葉だった。「え、なんで?」という顔をして彼女は僕を見ている。なんて意味不明なことを言ってしまったのだろう。しかし、とりあえず意外性のある言葉で、相手の興味は引けたようだ。そして、通してもらうために、「僕がサインの二乗だから、二人を足したらどんな時でもひとつだ」と決め台詞を言い放った。なんだか、意味のわからない言葉は彼女の心をとらえたようで、快くパスポートにはんこを押してくれた。

カウンターの脇のガラスの扉を通り抜けるとトーマスが待っていた。しばらくそこで、もう一人がやってくるのを待つことにしたが、結局だれも現れることはなかった。

Sunday, May 2, 2010

くるくる病の悲劇

世の中には非常に珍しい病気がある。「くるくる病」と呼ばれるその病気は、最近になって急に増えている。そして、何人もの人が死んでいるという話だ。体の一部を引っ張ると、くるくると硬化した体内の組織がどこまでも出てきてしまう病気だ。皮膚をつまんで、少し引っ張ると、体内の奥底まで組織がつながっており、ひゅるひゅると皮膚の裏側の組織とから血管、内蔵の一部までもがすべてひと塊になってとれてしまう。症状の軽い人は、10センチぐらいの細い糸のようなものがとれるだけだが、中には何メートルも直径1センチ程度の紐がでてきてしまって、心臓などがつながっていた場合には、それを取ってしまうと死んでしまう。少なくとも、そのスパイラルの紐を引っ張っているときには痛みはない。多くの場合、それほど長いものがとれることはなく、死にいたることは稀である。微生物が組織を硬化させることが原因だと考えられているが、どうもその微生物というのは我々の地球に存在する細菌のようなものではなく、どうも金属的なものでできている生物らしい。

オレの担当するこの地域では、一週間で既に12人もの変死体がでている。皆「くるくる病」による被害者だ。ボスにこの地域の様子を見てきてくれないかといわれ、オレはついに一つの母子家庭を突き止めた。少し神経質そうな母親と、登校拒否の小学生の少年が二人で暮らしている家庭だ。すべての死者に共通していたのは、この家庭となんらかの関わりを持っていたということだった。その家庭を訪れた人たちは、皆「くるくる病」で変死を遂げていた。

今回のミッションは、変死体の原因を探るため、この母子家庭を調査することだった。念のため、調査に向かう前に皮膚の1ミリ下に金のマイクロメッシュを移植してもらい、なぞの微生物が体内に侵入しないようコーティングを施してもらってから、現地へ向かった。

オレは母親の方に自己紹介をし、少年と少し会わせてもらえないかと頼んだ。少年は人と関わることを嫌い、学校へ行くこともやめ、家でゲームばかりしているという話だった。実際に会って話してみると、少年は小学生にしてはずいぶん大人びており、明るい性格の少年だった。少年の勧めるがままに、対戦ゲームを一緒にやることにした。ゲームをするのは久しぶりだったが、半ばサイボーグ化しているオレは、ゲームで少年をやっつけ尊敬を勝ち取った。

しかし、ゲームの途中で母親の様子がおかしいことに気がついた。母親はいかにも普通を装っていたが、他人が自分の息子と交流を持つことが精神的に耐えられないといった様子だった。その様子から母親の子を思いすぎる気持ちが、他者に対する憎しみと変わり、なんらかの理由で最近の変死体と関係しているようだった。しかし、いったいどうやって母親は訪問者達に「くるくる病」を埋め込んでいるのかは、その場の状況からはわからなかった。

様子がおかしいことで、オレはやや不安になり、その場を去ることにした。去り際に、「ぼうや、また今度勝負しような」と少年に言い残した。そうすることで、少年はまたオレに会いたいと思うだろう。少年思いの母親は、息子がオレにまた会いたいと思っていれば、すぐにおれを始末しようとは思わないだろう。

しかし、一抹の不安を抱えながらオレはその家を出るとともに、一目散に基地へ走って逃げることにした。なんらかの追っ手が後をつけてくるのを感じることができた。直接姿を見ることはできなかったが、おじさんの顔をした1メートルぐらいの背丈の生物が5人ぐらい後をついてきているようだ。

基地のあるホテルへ向かうため、途中で透明なエレベータに乗り込んだ。その瞬間、今まで隠れていた小さなおじさん達がいっせいいに乗り込んでこようとしてきた。おれは、エレベータの中に付いているシャワーを水力全開で浴びせかけ、なんとか誰も入って来ないうちにドアを閉めることができた。しかし、シャワーの水はもう残り少なくなっていた。透明なエレベータの壁にへばりついている小さなおじさん達は、まだなんとかエレベータを壊して中に入ってこようとしていた。オレは、冷静に自体を見守っているエレベータガールに「3階をお願いします」と丁寧に告げた。

上の階につくと、広々とした真っ白な床の部屋にでた。上空には青空が広がっている。3メートルぐらいの金箔の薄っぺらい人間がそこには何人かいた。金箔の人達は、とくに何かをオレに話すのでもなく、単にジャンプして空中を舞っては、また地面に落ちてきた。これもあの母親がオレを「くるくる病」に感染させるために仕組んだことかもしれないと恐怖を感じたが、特に攻撃してくる訳でもなう、オレはただそれにぶつからないように次のエレベータを目指した。

エレベータで自分の部屋がある上の階にたどり着いた。廊下を数人の女の子達があるいていたから、「今、外にいると危ないかもしれない」と教えてあげた。状況を知らない彼女達は、オレの助言など気にせずそれぞれの部屋に無言で帰っていった。

部屋で落ち着こうと思ったら、左の人差し指の先が少しはずれていることに気づいた。そのはずれている部分を引っ張ってみると、指の中の方の組織が一緒についてきた。痛みはないが、指が失われてしまうのはいい気分ではなかった。医療班に見てもらおうと、医者達のいる部屋へ向かったが、「くるくる病」の専門医は電話をしていてなかなかオレの相手をしてくれない。

たいていの「くるくる病」は数10センチぐらいまでの感染部位を取ってしまえば進行は停止する。まったく痛みはないから、少しずつ引っ張っていった。電話をしながら医者は、それでいいとオレに目配せした。しかし、引っ張っても引っ張ってもスパイラル状にオレの左腕の中の組織はつぎつぎの体内から出てきてしまう。さらに続けていたら、ついに左腕はすべてなくなってしまった。医者は少し驚いていたようだが、100ドルぐらいのお金のことについて、小銭を稼ごうといつまでも電話で話し続けていた。しばらくすると、「命に別状はないから、そのまま続けてすべてひっぱり出すように」とオレに指示した。より体内の奥の方の組織がひゅるひゅると抜けていくうちに、そのスパイラル状の組織の直径は1センチぐらいの大きな塊になり始めていた。そして、ついにその先にオレの頭蓋骨の一部がごりごりとした感触のまま繋がって体の外に出てきた。頭蓋骨が出てきたということは次は脳かもしれないと思うと、いっそう不安になった。

しかし、なぜ金のコーティングをしたオレの体を、ここまで浸食できるのだろうか。頭蓋骨の中身を砕いてみてみると、薄い金の膜をさらに編み直した模様のようなものが入っていた。これは単なる細菌の活動というよりは、知性のある生物が意図的に作り出したアートであり、金のメッシュでコーティングするなどという原始的な方法をとったオレたちをあざ笑うメッセージであることが伝わってきた。どうやら、「くるくる病」というのは、単なる特殊な微生物の活動ではなく、人間が想像していなかったような、微小な知的生命体の組織的な行動のようだ。脳に感染している知的生命体は、直接オレの脳を介して、すべてを教えてくれた。少年と母親の役割や、人類の未来についても。しかし、オレは誰にもそのことが話せないまま死んでしまった。

Tuesday, February 23, 2010

救世主

僕は大きな団地の傍らの空き地に住む。たいていのものはあるけど屋根がない。子供がかくれんぼしている。今は帰省のシーズンで友達はみんな帰っているけど、空き地を散歩していると幸せだなぁとため息がでてしまう。団地の建物のわきの階段を登り、高いところへ出ると眼下に広がる高速道路が見渡せる。

ハイテクの車が2台スノーボードのハーフパイプみたいなことをしている。そのうち1台は空中に舞って道路にもどれず、どっかに落ちていってしまった。もう1台の方は15階にいる僕のところへふんわりと飛んできた。

この国は三大権力者の悪魔によって統治されていて、その車の人はそのうちの誰かの使いだということはすぐに感づいた。僕の存在をかぎつけた誰かに偵察として送り込まれたに違いない。僕はなにも気づかなかった振りをして「なんてかっこいい飛び方のできる車なんだ!」とか褒めながら、トイレに行く振りをして一気に階段を駆け下りた。

僕はケータイで情報部と連絡を取った。僕のケータイは便利なことに空を飛ぶ機能もついている。ちょうど一階までおりてきたところで、また別の政治組織の悪魔の使いがいた。やっぱり僕を嗅ぎつけてきて探しているようだ。ジープに乗った彼女達は「この団地の上の方で何か見なかったか」と尋ねてきたが、「知りません」と答えて無関係を装った。

テレビでは3人の魔物たちは視聴率争いをしていた。どいつもこいつも世の中ではヤクザみたいな怖い組織をいっぱい持っていて、悪いことばかりしているのにテレビの中では面白い人たちだった。自ら人を笑わすことに体を張り、バラエティー番組の司会者を務め、部下達がいつもゲストだった。そしてみんな魔物だから顔がでかくて化粧が濃い。

僕はケータイで飛びながら部下と連絡を取り続けテレビを頭の中で幻視していた。さっきの15階の現場に空中からこっそり戻って様子を見てこようと思って、空中で方向をおそるおそる変えた。

なかなかケータイで飛ぶのは難しい。誰かと話している間は、上昇はできる。ただし、下降の機能はついていない。電話を切るしかない。ケータイを切ってしまったら一気に地面に叩き付けられるだろう。すでに結構な高さまで来ている。下におりるためには、落ちている間に他の人に電話をかけて落ちる前に取ってもらうしかない。この際117でもいい。地面に衝突するのは怖いけど覚悟を決めた。

ケータイを切った。
僕は落ちていかない。
ゆっくりと下がっていくが、妙にふわふわした余裕がある。
体の中に魔力がみなぎっている。

自分が救世主であることに気づいた。これから悪魔たちを退治する。

空から降りていく私を見ている人間たちが見えた。

Friday, February 19, 2010

みたことのない映画

映画が始まった。ベイブという名前の老人の話。彼は頭がおかしい。彼は自分の頭の中に架空のファミリーを創っていた。彼はそのファミリーを愛していた。しかし、彼の頭に住んでいる架空のファミリーは彼が信じているような人間の家族ではなくて、ネズミの家族だった。

映画はクライマックスに至り、彼の想像の妻が死を迎える場面になった。彼は言う「今までさんざん妻が苦しみ汚物にまみれていくのを見せられてきた。今はやっと死んでくれて、悲しいというよりもなぜか少しほっとしている。」

場面は替わり、彼の妻(彼の信じていた人間の姿をしている)がベッドに横たわっている。彼女は小さなネズミの子供を出産した。子供は老人ベイブ宛のメッセージと共に生まれてきた。妻はそのメッセージについて「子供達」は「ファミリー」で置き換えた方が彼にとってわかりやすいだろうと言った。そのメッセージは老人ベイブの死を慈しむものだった。その子供の誕生はベイブの死と同時に訪れた。そして、彼がたとえ死んだとしてもその空想のファミリーは永遠に生き続けた。

ケーヤク

僕は女の子と英語でけんかしていた。僕はコーフンのあまり自分の言っていることが一語だけ日本語に置き換わっていることに気がつかなかった。
「勝手に意味もわからないのにケーヤクなんてしないでくれよな」
「うん。でも私ケーヤクの意味が分からないの」
「だから意味が分からないんだったらケーヤクしちゃだめだって言っただろ」

イシタニハルヒロ現わる

彼と再会した。彼は僕の運命らしい。僕たちの再会は小学生のままで起こったようでいて、しかも21歳の精神性をそなえていた。彼は僕の天才性を認めてくれたが、それは経済学的な意味においてという制限がついていた。

僕は眠っていた。朝がくる頃みんな一度寝場所をかえる。薄暗い部屋に差し込む朝日の下で誰もが枕を持ってうろうろして自分の寝場所を見つけるのだ。僕は元の自分が眠っていたふとんで眠っていたかった。そこにはよくわからない少年ふたりがやってきて、僕のふとんを占拠して彼らはそこで愛し合った。それがルールだからしかたがない。僕はふとんの中で山芋をかじり鼻水をたらした。

そしてイシタニハルヒロとめぐり逢うのだ

彼の存在は僕の感情に直接働きかけてきた。
「大丈夫。僕にはわかるから。」


何かから解放されたような気がした。でも何から?

百年のSolitude。

Thursday, February 18, 2010

エクサス株式会社

家を出てまたいつもの川へ向かって今回は家族とともに歩いた。川へ出る途中、僕たちはアリの巣を見つけ黒いアリに混じって水色のアリが穴からときどき出てきていることに気づいた。

僕は水色のアリは軍事用で目的地に着いたら爆発するのだと母に教えた。水色のアリを横目に川沿いを散歩していると、突然変な人が僕の傍へ寄ってきて「エクサス代表取締役の○○です」と言って名刺をくれた。僕はエクサスなんて会社は知らなかったけど、『わぁ、あの有名なベンチャー企業エクサスの社長さんなの?』と勝手に思い込んで感激したりした。

「エクサスでは水色のアリを利用した最新の運搬システムを開発しました。従来のアリのネットワークを利用しているのでとても速いのです。」と説明した。

『なーんだ、軍事用じゃなかったのか』と心の中でつぶやき落胆した。しかし、意外にもその人物は僕の好きなタイプの人間だった。僕は初めて他人の人格を面白いと認めた。そういう出会いは誰もが求めていながら本当にラッキーな人にしか起こらないたぐいの出会いなのだ。

僕は家族を見捨て、彼と話をしながらどんどん歩いた。気がつくと僕たちは公園のど真ん中にいた。

公園は戦場だった。出口は全部で五カ所あり、それぞれに別のグループの凶暴そうな人たちが、鉄球とか大きなハサミを持って待ち構えていた。要するに僕たち二人は公園の真ん中で万事休すだった。

エクサスのおじさんもとっさに僕と同じことを思ったのだろう。女王様風のお姉さんが一番弱そうだからそこから逃げようと一斉に僕たちは走り出した。彼は上手く逃げられたが僕は女王様の鎌に捕えられてしまった。

「こういうときはなんて言ったらいいか知ってるかい?」と女王様がお尋ねになった。僕は
「一人で逃げたあの卑怯者を殺すためにあなたの仲間にしてください」とお願いした。

その晩僕はとってもエッチな女王様と一緒に眠った。